プチコンで遊ぼう! (はてなブログ版)

任天堂3DSのプチコンで遊ぼう! [twitter:@eida_s]

はてなダイアリーから移行しました。 はてなダイアリーのURLを開いても自動的にこちらにリダイレクトされますのでご了承ください。

MZ-700のパズルゲームPITMANの移植 「MINOR MINER」

以前、MZ-700パズルゲームPITMANを移植していると書きました(パズルゲームPITMANを移植してみた/移植中 - プチコンで遊ぼう!)が、オリジナル版のルールを反映したものが完成したので公開します。

◆オリジナル版について
オリジナル版はMZ-700/1500用のゲームとして磯川 豊氏が開発したもので、「Oh!MZ」1985年8月号に掲載されました。
本作はオリジナル版のルールに基づきプチコンに移植したものとなっており、グラフィック、音楽や、操作方法等はオリジナルとは異なります。
また、面データはオリジナル50面を収録していますが、本作では11〜60面がオリジナル版に対応した面データとなっています。

QRコードスクリーンショット
(2012.07.29)QRコードスクリーンショット画像差し替えました。

QRコード



スクリーンショット

動画は後日追加したいと思います。

◆ルール説明
マイキャラを操作して、画面上にある全ての金塊をとるのが目的のパズルゲームです。
アクション要素はありません。
画面は、壁、はしご、金塊、岩、土、マイキャラの6種類のキャラで構成されます。

  • 壁: 重なることはできません。押すこともできません。
  • はしご: マイキャラは重なることができ、上下左右に動くことができます。
  • 金塊: 左右からのみ取ることができます。
  • 土: 左右からのみ掘ることができます。
  • 岩: 左右から押すことができます。ただし、はしご等、何かある場所に押すことはできません。
  • マイキャラ: はしごに乗っていない時に下に何もなくなると落下します。上に空白がある時は上キーでジャンプすることができますが、それによってはしごに飛びついたりすることができるわけではありません。

金塊・岩は下に何もなくなると落下します。ただし、最初から空中にある金塊・岩は、押された岩がY軸上に重なるか、マイキャラがY軸上で重なった後にいずれかの方向に移動すると、その時だけ落下します。

画面上のすべての金塊をとるとクリアです。

◆操作説明
初回起動時:

  • クリア状態保存用のセーブファイル「EDMINSV」がない、と言われますが、そのまま了解してください。次回以降はファイルがあれば自動的に読み込まれます。

面セレクト:

  • 上下で面を選択し、Aボタンでその面をスタートします。
  • STAGEの横に★マークと数字が表示されている時は、そのステージを数字の歩数でクリア済であることを表します。★がない時はまだクリアしていません。
  • Xボタンで選択中の面をエディットします。Yボタンは面を新規作成します。
  • 1〜7面はルールを理解するための練習面です。11〜60面がオリジナル版の面となります。

面エディタ:

  • 横11×縦8キャラの面をエディトします。
  • 下のパレットを選択して、タッチでそのキャラを置きます。左端のパレットは空白を表します。
  • ファンクションキーにDATA文のかたちでセーブします。上下で登録するファンクションキーの番号を変えられます。
  • Aボタンを押すとファンクションキーへ定義を書き込み、面セレクト画面に戻ります。Bボタンは保存せずにそのまま面セレクト画面に戻ります。
  • プログラムを終了して、編集モードに入り、@MAPDATのラベル以降に、先ほど定義したファンクションキーを押して面データを貼り付けます。適宜保存してください。

プレイ画面:

  • 上下左右でマイキャラを移動します。移動はルール説明の通りです。
  • Aボタンを押すとメニューが表示され、やりなおし、面セレクト画面に戻るなどができます。

終了時:

  • クリア状態保存用のセーブファイル「EDMINSV」への保存の確認が表示されるので、はいを選び保存してください。


◆Special Thanks
てらおかさん


◆リンク
なんと、今さらながら、PITMANの歴史を詳述したページ(英語)を発見
http://www.hardcoregaming101.net/catrap/catrap.htm
PITMANを知るきっかけとなったSZKKTHTさんのサイト
http://www.geocities.jp/szkktht/gba/pitman.html


◆プログラムの技術的な話題
今回はスプライト、BGを一切使わず、タイトルやマイキャラのアニメーション等はすべてPCGの書き換えで行ってみました。
もちろん、BGでも同様のことができるはずなので、うまく使うと、高速な画面書き換えに使えると思います。