Windowsのテキストエディタで入力したBASICプログラムをMSXエミュレータで動かす
まったくプチコンと関係ないMSXネタです。
(筆者はMSX超初心者のため、内容に間違いがある場合もあるかもしれませんのでご注意ください。)
「MSX/2/2+ ゲーム・ミュージックプログラム大全集」という本を入手したので、MSXのエミュレータで動かそうと思いました。
MSXのエミュレータはBlueMSXです。
さて、Windows上のテキストエディタでプログラムソースを入力しましたが、BlueMSXに持っていこうとしてはたと困りました。
そのままコピペとか、Windowsのテキストファイルをそのまま読めたりはしないのです。(少なくともBlueMSXでは)
MSXのディスクフォーマットはMS-DOS互換とのことなので、物理的に2DDのフロッピーディスクに書き込めば読み込めそうですが、ドライブが手元にありません。
調べてみると、Disk-Managerというソフトを使うとMSX-DOS互換のディスクイメージを作成できるとのことでしたが、参考にしたページはダウンロード先URLの情報が古かったり、操作方法が詳しくなかったので、具体的な手順を自分で書いてみました。
1.Disk-Managerのダウンロード&インストール
以下のURLからダウンロードしてインストールします。
http://www.lexlechz.at/en/software.html
2.Disk-Managerでディスクイメージを作成
メニューから[File]->[New]と選択します。
ダイアログが表示されるので、初期状態のまま[OK]をクリックします。
ちなみに初期状態の選択は、「2 sides, 80 tracks, 9 sectors/track (720KBytes)」つまり2DDで、フォーマットは「MSX-DOS boot sector」です。
(「MSX-DOS 2.2 boot sector」でもBlueMSXで読み込み可能なようですが、とりあえず上記にしておきました。)
3.テキストファイルをDisk-ManagerにD&D
テキストファイルはMSX-DOSから読むためには、MS-DOSと同じファイル名規則(8文字+拡張子3文字)で名前をつけておきます。
今回はBASICプログラムを読み込ませるので、「xxxx.BAS」のように拡張子をBASにしておきました。
このファイルをDisk-Manager上にドラッグ&ドロップします。
4.ディスクイメージを保存
メニューから[File]->[Save As]として名前をつけて保存します。
これはWindows上でのファイル名なので適当な名前をつけて適当なフォルダに保存してください。
拡張子には「.dsk」が付きます。
5.BlueMSXにディスクイメージをセット
BlueMSXを起動してディスクイメージをセットします。
やり方は、メニューから[ファイル]->[ディスクドライブA]->[挿入]を選んで、上記4で保存したディスクイメージ(拡張子dsk)を選択します。
6.BASICでLOAD
カートリッジを何も挿入しない状態で電源ONすると、MSX-BASICが起動します。
LOAD "A:xxxx.BAS" (xxxx.BASは上記3で付けたファイル名)と入力して実行すると、ファイルが読み込まれます。
あとはRUNするなり、LISTで編集を行うなりできます。
Windows側でソースを直したりしたときは、まず、BlueMSXのメニューから[ファイル]->[ディスクドライブA]->[取り出し]を選んで、ディスクイメージをBlueMSXから外します。
ディスクイメージそのものはすでに作成済みなので、上記3のところからでOKです。
また、ファイルをドラッグ&ドロップしたら、ディスクイメージを上書き保存すればOKです。
あとは5〜6を同様に実行すればOKです。
以上です。